不動産クラウドファンディング(不動産クラファン)を比較するうえで、「当選率」や「抽選倍率」は見落とせない指標です。利回りが高くても投資できなければ意味がありません。この記事では、各サービスの公式データや不動産競売流通協会の公表情報をもとに、抽選式・先着式それぞれの当選率・倍率データを一覧化しました。数値の読み方から、データが示す傾向まで解説します。
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当選率・抽選倍率の読み方と計算方法
当選率と抽選倍率は表裏一体の関係です。計算式はシンプルで、抽選倍率 = 応募総額 ÷ 募集金額。倍率5倍なら当選率は約20%になります。
ただし注意点が2つあります。1つ目は、公式に倍率を公表しているサービスは少なく、多くは投資家コミュニティやメディアの集計値である点。2つ目は、同じサービスでも案件によって倍率が大きく異なる点です。「平均倍率3倍」のサービスでも、高利回り案件だけ見れば10倍を超えるケースは珍しくありません。
| 募集方式 | 仕組み | データの見方 |
|---|---|---|
| 抽選式 | 応募者から抽選で選出 | 倍率が低いほど当選しやすい |
| 先着式 | 申込順に投資枠が埋まる | 募集金額と完売時間が目安 |
| 併用型 | 案件ごとに先着or抽選 | 方式別に分けて比較する必要あり |
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全サービスの当選率・抽選倍率一覧【2026年版】
以下は、各サービスの公式発表・不動産競売流通協会の資料・HEDGE GUIDEなどの投資メディアをもとにまとめた目安値です。案件や時期で変動するため、あくまで傾向把握に活用してください。
抽選式サービスの倍率比較
| サービス名 | 平均抽選倍率 | 当選率目安 | データの特記事項 |
|---|---|---|---|
| COZUCHI | 5〜20倍 | 5〜20% | 案件タイプで倍率差が大きい |
| K-FUND | 10〜15倍 | 7〜10% | 2025年開始、サンプル数が少ない |
| 利回り不動産 | 3〜8倍 | 13〜33% | 先着式案件も混在 |
| Rimple | 2〜5倍 | 20〜50% | 直近は倍率低下傾向 |
| TOMOTAQU | 2〜4倍 | 25〜50% | 先着式併用で全体倍率は低め |
先着式サービスの投資しやすさ比較
| サービス名 | 1案件の募集金額 | 完売までの目安 | 備考 |
|---|---|---|---|
| CREAL | 1億〜10億円 | 数時間〜数日 | 大型案件は余裕あり |
| ASSECLI | 1,000万〜5,000万円 | 数日〜1週間 | 知名度が低く競争率低め |
| property+ | 3,000万〜1億円 | 数時間〜数日 | 短期案件が多い |
| DARWIN funding | 1,000万〜5,000万円 | 数日 | 劣後出資20% |
| ちょこっと不動産 | 1,000万〜3,000万円 | 数日〜1週間 | 劣後出資30% |
併用型サービス(先着+抽選)の特徴
利回り不動産やTOMOTAQUは、案件ごとに先着式か抽選式かが分かれます。全体の「平均倍率」だけを見ると実態を見誤る場合があるため、方式別にデータを確認するのが正確です。利回り不動産の場合、抽選案件だけに絞ると倍率は5〜8倍に跳ね上がる一方、先着案件は数日間残っているケースもあります。
当選率データの深掘り ── 3サービスを分析
COZUCHIの案件タイプ別倍率
COZUCHIは累計調達額700億円超(HEDGE GUIDE調べ)の人気サービスですが、すべての案件が高倍率というわけではありません。案件タイプ別に見ると、傾向が分かれます。
| 案件タイプ | 想定利回り | 抽選倍率目安 | 傾向 |
|---|---|---|---|
| 高利回り案件 | 年利8%以上 | 10〜20倍 | 応募集中、当選率5〜10% |
| 標準案件 | 年利5〜7% | 5〜10倍 | それでも狭き門 |
| 短期運用案件 | 年利3〜5% | 3〜5倍 | 比較的当選しやすい |
注目すべきは、年利3〜5%の短期運用案件です。倍率3〜5倍は「5回に1回は当選する計算」であり、高利回り案件だけを狙うよりも投資機会は格段に増えます。
Rimpleの倍率傾向
Rimpleは東証プライム上場のプロパティエージェントが運営する抽選式サービスです。不動産競売流通協会のデータでは平均倍率2〜5倍ですが、直近の傾向として倍率はやや低下しています。
背景には、不動産クラファン市場全体のサービス数増加があります。投資家の選択肢が広がった結果、1サービスへの応募集中が緩和されている構図です。Rimpleの場合、都心マンション中心の堅実な案件構成のため、利回りは年利3〜5%とやや控えめ。高利回りを求める投資家が他サービスに流れることで、結果的に当選しやすくなっています。
利回り不動産の先着・抽選比率
利回り不動産は先着式と抽選式を案件ごとに使い分ける併用型サービスです。全体の倍率データだけでは判断材料として不十分なため、方式別に分解して見る必要があります。
| 方式 | 全案件に占める割合 | 倍率/競争率 |
|---|---|---|
| 抽選式 | 約6割 | 5〜8倍 |
| 先着式 | 約4割 | 数日で完売〜1週間残る |
先着式案件を狙えば投資機会は確保しやすい反面、利回りは抽選案件よりやや低い傾向があります。「利回りを取るか、確実性を取るか」のトレードオフを理解したうえで使い分けるのが合理的です。
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データから見える傾向 ── 当選しやすい案件の条件
ここまでのデータを整理すると、当選しやすい(=倍率が低い)案件にはいくつかの共通点が見えてきます。
- 想定利回りが控えめ:年利3〜5%帯は倍率が低い。年利8%以上の案件に応募が集中する傾向がはっきりしている
- 運用期間が短い:3〜6ヶ月の短期案件は、長期案件に比べて人気が分散する
- 募集金額が大きい:CREALの10億円規模ファンドのように、募集枠が大きい案件は投資家を多く受け入れられる
- サービスの知名度が低い:ASSECLIやDARWIN fundingなど、広告を大きく展開していないサービスは競争率が低い
逆に、高利回り×有名サービス×少額募集の案件は倍率が跳ね上がります。COZUCHIの高利回り案件で倍率20倍というデータが、それを如実に表しています。投資先を選ぶ際は、利回りだけでなく「投資できる確率」も判断材料に加えてみてください。当選確率を上げるための具体的なテクニックは、当選しやすい不動産クラファンランキングで詳しく解説しています。
よくある質問(FAQ)
Q. 抽選倍率のデータはどこで確認できますか?
A. 一部のサービスは公式サイトで応募状況を公開しています。それ以外は、不動産競売流通協会の公表資料やHEDGE GUIDEなどの投資メディアが参考になります。ただし、第三者集計のデータは集計期間や方法がまちまちなため、複数ソースを突き合わせて傾向を把握するのが確実です。
Q. 利回りと抽選倍率に相関はありますか?
A. 明確な正の相関があります。COZUCHIのデータでは、年利8%以上の案件で倍率10〜20倍、年利3〜5%の案件で倍率3〜5倍と、利回りが高いほど倍率も上がる傾向が顕著です。「利回りを少し譲る」だけで当選確率は大きく改善します。
Q. 先着式サービスの「投資しやすさ」はどう判断すればいい?
A. 募集金額と完売までの時間が目安です。CREALのように1案件10億円規模で完売まで数日かかるサービスは、開始直後に張り付く必要がありません。一方、募集額が小さいサービスは数分で完売する場合もあるため、事前にメルマガ登録して募集開始時間を把握しておくことが重要です。
Q. 新しいサービスほど当選しやすいのですか?
A. 一般的にはその傾向があります。K-FUNDのように開始直後のサービスは、知名度が低いぶん会員数が少なく、結果的に競争率が低くなります。ただしK-FUNDは話題性から倍率10〜15倍と高めに出ており、「新しい=当選しやすい」とは限りません。サービスごとの実データを確認するのが確実です。
まとめ
主要不動産クラファンの当選率・抽選倍率を一覧でまとめました。データが示すのは、利回り・サービス知名度・募集金額の3要素が倍率を左右するという傾向です。高利回り案件への一点集中ではなく、自分が許容できる利回り帯と倍率のバランスを見極めることが、冷静な投資判断につながります。
※本記事は情報提供を目的としており、投資の助言や推奨を行うものではありません。
※抽選倍率・当選率は案件や時期により変動します。最新情報は各サービス公式サイトでご確認ください。
※投資判断は自己責任で行ってください。
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