TOMOTAQUの総合評価と基本情報
TOMOTAQU(トモタク)は、株式会社イーダブルジーが運営する不動産クラウドファンディングです。不動産クラファンとは、ネット上で少額から不動産に投資できるサービスのこと。2020年11月にスタートし、都心マンションからリゾート物件まで幅広いファンドを組成(新しくファンドを作ること)しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社イーダブルジー(東京都港区・非上場) |
| 想定利回り | 年利5〜10%(平均約6.7%) |
| 最低投資額 | 1万円〜(ファンドにより10万円の場合あり) |
| 運用期間 | 数ヶ月〜2年(平均約11ヶ月) |
| 劣後出資比率 | 約10% |
| 累計ファンド | 130件超(累計調達額110億円超・元本割れ0件) |
| 手数料 | 取引手数料無料・出金月1回無料 |
累計調達額110億円超、ファンド130件超という数字は中堅サービスとしてはかなりの規模です。しかも元本割れ(投資したお金の一部が戻ってこないこと)はゼロ。メリットとデメリットを順番に見ていきましょう。
TOMOTAQUの5つのメリット
1. 平均利回り6.7%は業界水準を上回る
不動産クラファンの想定利回り(運営会社が見込む年間リターンの割合)は一般的に3〜5%程度。TOMOTAQUの平均6.7%はそれを大きく上回ります。ファンドによっては10%を超える案件もあり、高リターンを求める投資家には魅力的でしょう。
ただし「高利回り=高リスク」という原則は忘れないでくださいね。利回りの高さだけで飛びつくのではなく、物件の種類や運用期間とセットで判断することが大切です。
2. 独自ポイント制度で実質リターンが上乗せ
TOMOTAQUならではの仕組みが、独自のポイント制度です。1ポイント=1円として次回の出資に使えるうえ、有効期限は付与から2年間。新規登録で2,000ポイント、友達紹介で最大6,000ポイントなど、キャンペーンも充実しています。
これは「航空マイル」のようなイメージ。投資するほどポイントが貯まり、次の投資に回せる好循環が生まれます。利回りに加えてポイント分の上乗せがあるのは、地味に嬉しい特典ですね。
3. 信託銀行での分別管理で資産保護
投資家から預かった資金は信託銀行で分別管理されています。つまり、運営会社の経営資金とは完全に分けて保管されるということ。万が一、運営会社に何かあっても、投資家のお金が巻き込まれにくい仕組みです。
不動産クラファン業界で信託銀行での分別管理を採用しているサービスはまだ少数派。この点はTOMOTAQUの安全性を語るうえで大きなポイントになります。
4. マスターリース契約で空室リスクを軽減
多くのファンドでマスターリース契約(物件全体を事業者が借り上げ、空室リスクを軽減する契約)を締結しています。空き部屋が出ても賃料収入が途絶えないため、配当が安定しやすいのがメリットです。
5. 130件超のファンド実績で投資機会が豊富
累計130件超のファンド組成は、Tier3サービスの中ではトップクラス。継続的に新しいファンドが出るため「投資したいけど案件がない」という状況になりにくいでしょう。都心マンション、戸建て、リゾート物件など物件タイプも多様です。
Q. TOMOTAQUのポイント制度はお得?
A. 使い方次第ではかなりお得です。新規登録だけで2,000円相当のポイントがもらえ、友達紹介なら1人あたり6,000ポイント。有効期限も2年間と長いため、慌てて使う必要もありません。
ポイントは出資金に充当できるので、実質的に投資額が増えることになります。細かい特典ですが、長期的に見ると利回りの底上げにつながるでしょう。
TOMOTAQUの4つのデメリット
1. 劣後出資比率10%はやや控えめ
優先劣後構造(投資家の元本を守るため、事業者が先に損失を負担する仕組み)における劣後出資比率は約10%。不動産の価値が10%を超えて下落すると、投資家の元本にも影響が出ます。
Rimpleの30%やCOZUCHIの10〜60%と比較すると、手厚いとは言い切れません。「保険の補償範囲」に例えると、カバーされる金額が少し小さいイメージです。高利回りと引き換えに、保護の厚さはやや控えめという点を理解しておきましょう。
2. 途中解約ができない
運用期間中の途中解約は原則不可です。平均運用期間は約11ヶ月なので、その間は資金が拘束されます。急な出費に備えて、生活に必要な資金を投資に回すのは避けてください。
COZUCHIのような買取リクエスト制度がないため、流動性を重視する方には物足りなく感じるかもしれません。
3. 運営会社が非上場で情報開示に限界
株式会社イーダブルジーは非上場企業です。CREALのような上場企業であれば有価証券報告書(上場企業が年に1回出す経営情報の報告書)や決算短信で経営状態をチェックできますが、非上場だとその手段がありません。
とはいえ、2009年設立で15年以上の不動産業歴があり、不動産特定共同事業(不動産クラファン事業者に必要な免許制度)の許可も取得済み。一定の信頼性はあるものの、上場企業の透明性を求める方は留意しておきましょう。
4. 先着順の競争が激しい
募集方式は先着順。人気ファンドは開始数分で満額になることも珍しくありません。「投資したいのに間に合わなかった」という声は、投資家コミュニティでもよく見かけます。
対策としては、募集開始時刻の数分前からログインしておくこと、投資口座に事前入金しておくことが有効です。複数サービスへの登録で投資機会を分散させるのも現実的な方法でしょう。
Q. TOMOTAQUで運用延長されることはある?
A. 市況の変化などにより、当初予定の運用期間が延長される可能性はあります。ただし、HEDGE GUIDEの調査によると、延長された場合でも配当が途絶えたケースは確認されていません。
資金計画を立てる際は、多少の延長リスクも想定しておくと安心です。
他社との比較で見るTOMOTAQUの立ち位置
| サービス | 想定利回り | 最低投資額 | 運用期間 | 劣後出資比率 | 累計ファンド |
|---|---|---|---|---|---|
| TOMOTAQU | 5〜10% | 1万円〜 | 数ヶ月〜2年 | 約10% | 130件超 |
| COZUCHI | 4〜10% | 1万円 | 3〜36ヶ月 | 10〜60% | 100件超 |
| CREAL | 4〜5.5% | 1万円 | 6〜24ヶ月 | 5〜20% | 80件超 |
| Rimple | 2.7〜5% | 1万円 | 6〜12ヶ月 | 30% | 80件超 |
利回りの高さではTOMOTAQUが頭一つ抜けています。一方、劣後出資比率ではRimpleの30%に大きく差をつけられている状況。COZUCHIはファンドごとに劣後比率が大きく変わるため、案件選びで差がつきます。
ポイント制度や信託銀行での分別管理はTOMOTAQU独自の強み。「利回り+α」の付加価値を求める投資家には響くサービスです。ただ、元本保護の手厚さを優先するなら、RimpleやCOZUCHIを組み合わせるのが賢明でしょう。
Q. TOMOTAQUとCREALはどちらがおすすめ?
A. 投資スタイルによって変わります。高利回りとポイント特典を重視するならTOMOTAQU、上場企業の透明性と大型ファンドの安定感を求めるならCREALが向いています。
迷ったら両方に登録して、ファンドごとに比較するのがベストです。詳しくは不動産クラファンおすすめランキングも参考にしてみてください。
こんな人に向いている・向いていない
TOMOTAQUがおすすめの人
- 高い利回りを最優先にしたい人 — 平均6.7%は業界水準を大きく上回る
- ポイント特典やキャンペーンが好きな人 — 独自ポイント制度で実質リターンが上乗せ
- 資産の安全管理を重視する人 — 信託銀行での分別管理は業界でも少数派
- 多様な物件に投資したい人 — 都心マンションからリゾートまで選択肢が広い
別のサービスを検討すべき人
まとめ:TOMOTAQUは高利回り+ポイントで攻める投資家向き
TOMOTAQUの最大のメリットは平均利回り6.7%の高リターンと、独自ポイント制度による実質利回りの上乗せです。信託銀行での分別管理やマスターリース契約も安心材料でしょう。
一方で、劣後出資比率10%の控えめさや途中解約不可という点は、投資前にきちんと理解しておく必要があります。「利回りの高さ」と「元本保護の手厚さ」はトレードオフの関係。自分がどちらを優先するかを明確にしたうえで、判断してみてください。
まずは新規登録で2,000ポイントをもらい、1万円の少額投資から始めてみるのが無難です。
※想定利回りは過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。
※元本保証はありません。投資判断は自己責任で行ってください。
※本記事は情報提供を目的としており、投資の助言や推奨を行うものではありません。
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