「TECROWDは利回り10%って本当?」「海外不動産って大丈夫なの?」。高利回りに惹かれつつも不安を感じている方は多いでしょう。
TECROWDの実績を確認すると、累計調達額500億円超、ファンド(みんなから集めたお金をまとめて運用する商品)89件、元本割れ(投資したお金の一部が戻ってこないこと)・償還遅延(予定通りにお金が返ってこないこと)ともに0件という数字が並びます。
この記事では、第三者メディアの調査と投資家の声をもとに、TECROWDの評判を数値データから検証しました。
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TECROWDの運用実績——累計500億円超の数字を検証する
TECROWDの運用実績を一覧にまとめました(2026年1月時点)。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| サービス開始 | 2021年4月 |
| 累計調達額 | 500億円超 |
| 組成ファンド数 | 89件以上 |
| 運用終了ファンド数 | 61件 |
| 累計償還額 | 239億円超 |
| 想定利回り | 年利8〜11%(平均約10%) |
| 最低投資額 | 10万円 |
| 元本割れ | 0件 |
| 償還遅延 | 0件 |
4年間で累計500億円超の資金調達は、不動産クラウドファンディング(不動産クラファン)業界でもかなりのスピードです。
スマ部(SUMAVE)の分析では「高利回りながら堅実な運用実績」と評価されていました。
運営するTECRA株式会社は、神奈川県横浜市みなとみらいに本社を構える非上場企業です。資本金は1億5660万円ですね。
不動産特定共同事業法(不動産クラファン事業者に必要な免許制度を定めた法律)に基づく神奈川県知事の許可(第12号)を取得しています。
モンゴルやカザフスタンなど新興国での建設事業経験を活かし、海外不動産に円建てで投資できる唯一のサービスというポジションを確立しました。
年利8〜11%の利回りと運用期間21ヶ月の実態
TECROWDの想定利回り(運営会社が「これくらい儲かる」と見込んだ割合)は年利8〜11%。国内の不動産クラファン平均が4〜6%程度なので、約2倍の水準になります。
マイナビニュースの調査でも「数ある不動産クラファンの中で、利回りの高さはトップレベル」と評価されていました。では、なぜこれほどの利回りが実現できるのか。
主な理由は海外不動産の高収益性にあります。モンゴルやカザフスタンなど経済成長率の高い新興国では、不動産利回りが先進国より高い傾向があります。その分、投資家への還元も大きくなる仕組みです。
国内ファンドでは障がい者向けグループホームやインバウンド向けホテルなど、社会的ニーズの高い物件も扱っていますね。
運用期間は平均約21ヶ月で、6ヶ月〜2年の幅があります。短期運用を希望する方にはやや長めかもしれません。
途中解約はできないため、2年程度は使わない余裕資金が前提になるでしょう。
Q. 利回り10%は高すぎて怪しくない?
不動産競売流通協会(FKR)の解説によると、TECROWDの高利回りは海外新興国の不動産市場の成長性に支えられたものとのこと。国内不動産と単純比較はできません。
ただし、新興国の経済成長率が5〜7%に達する地域では、年利8〜11%は現実的な水準です。高利回りの背景にはカントリーリスク(投資先の国の政治・経済変動による損失の可能性)というトレードオフがある点は覚えておきましょう。
Q. 確定申告は必要?
配当金は雑所得(不動産クラファンの分配金に適用される所得の種類)として課税対象になります。年間の雑所得合計が20万円を超えると確定申告が必要です。
20万円以下でも住民税の申告が求められるケースがあります。配当金からは20.42%が源泉徴収(税金が自動的に差し引かれる仕組み)されるため、確定申告で過不足を調整する形ですね。
第三者メディアと投資家7名の声から見るTECROWDの評判
第三者メディアや投資家コミュニティの声を、肯定・否定の両面から紹介します。
「20社以上の不動産クラファンに投資してきたが、TECROWDの利回りは突出している。海外不動産に円建てで投資できるのも他にない」
Fund Bridgeに掲載された投資家の声
「モンゴルやカザフスタンの不動産に少額から投資できるのは画期的。経済成長著しい新興国への分散投資として活用している」
ノマド家の投資家インタビューより
「障がい者向けグループホームへの投資は、リターンを得ながら社会貢献もできる。ESG投資(環境・社会・企業統治に配慮した投資)に関心がある人にはおすすめ」
ウリタツの投資家レビューより
一方で、厳しい声も少なくありません。
「最低10万円は他社の1万円と比べてハードルが高い。初心者が試しに始めるには向かない」
スマ部(SUMAVE)に寄せられた意見
「人気ファンドは募集開始後すぐに満額。仕事中に募集が始まると参加できないのがストレス」
Fund Bridgeの投資家レビューより
「海外現地の物件状況が分かりにくい。情報開示をもっと充実させてほしい」
不動産コラムが投資家7名から収集した声より
情報開示については気になる報道もあります。2025年6月に不動産投資メディア「楽待」が、海外現地の建設状況に疑問を呈する記事を掲載しました。
日本会議室の調査によると、カザフスタンのKhan Villa案件で70戸建設予定のうちモデルルーム1戸のみという状況が判明しています。
TECRA社は運用レポートの記載ミスを認めています。ここは投資家として注視しておきたいポイントでしょう。
なお、TECROWDの2025年11月の公式見解では、累計調達額500億円超・償還額200億円超で配当遅延・元本割れはゼロとのこと。
2025年4月期決算で売上約77億円・経常利益約4.7億円を計上しています。
不動産コラムが投資家7名から集めた声では、早期償還やアップサイド配当(想定より多くもらえるボーナス配当)を評価する意見がある一方、情報開示の不透明さを指摘する声も出ていました。
カントリーリスクと劣後出資5%——TECROWDの安全対策
TECROWDへの投資では、高利回りの裏にあるリスクをきちんと知っておくことが大切です。
カントリーリスクが最大の懸念材料でしょう。モンゴルやカザフスタンなど新興国への投資には、政情不安・法規制の変更・経済危機といったリスクが先進国より高い傾向があります。FKRの解説でも「海外不動産ゆえのカントリーリスク」は注意点として挙げられていました。
劣後出資割合(損が出たとき運営会社が何%かぶるかの割合)は約5%で、他社の10〜30%と比較すると低めです。日本会議室コラムの分析でもこの点が指摘されていました。
物件価値が5%以上下落すると投資家の元本にも影響が及びます。いわば「薄い傘で激しい雨の中を歩く」ような状態ですね。高利回りとのトレードオフとして認識しておきましょう。
一方で、安全対策も複数講じられています。
- マスターリース契約(物件全体を事業者が借り上げる契約):多くのファンドでTECRAまたは関連会社が物件を一括借り上げし、空室リスクを吸収
- 円建て投資:為替リスクは運営会社が負担。投資家は円建てで投資・配当・償還を受けられる
- 優先劣後方式(損が出たら運営会社が先にかぶる仕組み):損失発生時はTECRAの劣後出資部分から先に負担
こうした対策があるからこそ、89件のファンド組成(新たに作って募集)で元本割れ・償還遅延ともに0件という実績が維持できている面はあるでしょう。
Q. 元本保証はある?
元本保証はありません。優先劣後方式で投資家の元本が守られやすい仕組みはあります。
ただし、不動産価値の下落や運営リスクで損失が出る可能性はゼロではないですね。サービス開始から5年間で元本割れ0件という事実は、判断材料の一つになるでしょう。
Q. 海外不動産なのに為替リスクはないの?
投資家側の為替リスクはありません。投資・配当・償還はすべて円建てで処理され、為替変動リスクはTECRAが負担する仕組みです。円高・円安に関係なく、ファンドに記載された利回りがそのまま適用されます。
TECROWD投資を始める前にチェックすべき3つの条件
TECROWDへの投資を検討するなら、以下の3点を事前にチェックしておくと安心です。
1. 10万円以上の余裕資金があるか
最低投資額は10万円から。しかも平均運用期間が約21ヶ月と長めなので、「2年間使わなくても困らない資金」が目安になります。
生活費や緊急予備資金とは完全に分けて考えましょう。少額から始めたい方は、1万円から投資できるCOZUCHIやCREALも検討してみてください。
2. 新興国リスクを許容できるか
海外不動産、とりわけ新興国への投資は国内不動産とリスクの質が異なります。カントリーリスクをどこまで許容できるか、自分のリスク許容度と照らし合わせてみてください。「国内のみで運用したい」という方には、上場企業が運営する安定感のあるサービスが向いているかもしれません。
3. 分散投資の一部として位置づけられるか
TECROWDは高利回り・海外分散という独自の強みがある反面、リスクもそれなりにあるサービスです。ポートフォリオ全額を集中させるのではなく、高利回り枠として一部を配分する使い方が現実的でしょう。詳しくは不動産クラファンおすすめランキングで、目的別のサービス選びを解説しています。
※想定利回りは過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。
※元本保証はありません。投資判断は自己責任で行ってください。
※本記事は情報提供を目的としており、投資の助言や推奨を行うものではありません。
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