比較・ランキング

不動産小口化商品の利回り比較|大手サービスの実績と選び方

不動産小口化商品の利回りを任意組合型・匿名組合型・賃貸型ごとに比較。主要サービスの実績データと選び方のポイント、相続税対策への活用法を解説します。

2 views
不動産小口化商品の利回り比較|大手サービスの実績と選び方

不動産小口化商品(不動産を小口に分けて複数の投資家が出資する金融商品)の利回りは、商品タイプや運営会社によって大きく異なります。この記事では、主要サービスの利回り実績を横断比較し、選び方のポイントまで解説します。読了目安: 約8分。

不動産小口化商品の利回り全体像(比較表あり)

不動産小口化商品の利回り全体像(比較表あり)
不動産小口化商品の利回り全体像(比較表あり)

まず、主要な不動産小口化商品の利回りを一覧で確認しましょう。商品タイプごとに傾向が異なるため、タイプ別に整理しています。

商品タイプ 想定利回り(年利) 最低投資額 主なサービス例 特徴
任意組合型(持分を直接所有する方式) 年2〜5% 100万円〜 みんなで大家さん、Vシェア 相続税対策に有利
匿名組合型(お金を出して利益を分けてもらう方式) 年3〜10% 1万円〜 COZUCHICREAL利回りくん 少額から始められる
賃貸型 年2〜4% 50万円〜 大手不動産会社商品 安定重視

一口に「不動産小口化商品」と言っても、年2%台から10%近くまで幅があるのが分かりますね。利回りの高さだけで飛びつくのではなく、仕組みの違いを理解してから選ぶことが大切です。

1万円から始める不動産投資

口コミ・利回り・安全性で30社以上を徹底比較。あなたに合うサービスが見つかります

人気ランキングを見る

不動産小口化商品の基本を理解する

不動産小口化商品の基本を理解する
不動産小口化商品の基本を理解する

不動産小口化商品とは何か

不動産小口化商品は、1棟数億円するマンションやビルを「小口」に分けて、複数の投資家が少額から出資できるようにした金融商品です。いわば「大きなケーキを切り分けて、1ピースずつ買える仕組み」と考えるとイメージしやすいでしょう。

不動産特定共同事業法不動産クラファン事業者に必要な免許制度を定めた法律)に基づいて運営されており、主に3つのタイプがあります。

  • 任意組合型: 投資家が不動産の持分を直接所有する方式。相続税評価額(相続の際に税額計算の基準になる不動産の価格)が時価より低くなるため、相続対策に使われることが多いですね
  • 匿名組合型: 事業者にお金を出して、利益を分配してもらう方式。不動産クラウドファンディング(不動産クラファン)の多くがこの仕組みです
  • 賃貸型: 賃貸事業の権利を取得し、賃料収入を受け取る方式。取扱いは少なめです

不動産クラファンとの違い

「不動産小口化商品と不動産クラファンは何が違うの?」と疑問に感じる方は多いかもしれません。実はこの2つ、根っこの法律(不動産特定共同事業法)は同じです。

大きな違いは契約方式と最低投資額にあります。不動産クラファンの多くは匿名組合型で、1万円程度から投資可能。一方、任意組合型の不動産小口化商品は最低100万円〜と高額になる傾向があります。

項目 不動産クラファン(匿名組合型) 不動産小口化商品(任意組合型)
最低投資額 1万円〜 100万円〜
不動産の所有 所有しない 持分を直接所有
相続税対策 効果なし 効果あり
想定利回り 年3〜10% 年2〜5%
運用期間 3ヶ月〜2年が中心 5年〜15年が中心

ざっくり言えば、「少額で手軽に始めたいなら不動産クラファン」「まとまった資金で相続対策もしたいなら任意組合型の小口化商品」という使い分けになるでしょう。詳しくは「不動産クラファン vs 不動産小口化商品|違いとメリット・デメリット比較」で解説しています。

Q. 不動産小口化商品は元本割れのリスクはありますか?

A. はい、あります。不動産の価値が下がったり、空室が増えて賃料収入が減ったりすれば、元本割れの可能性はゼロではありません。ただし、任意組合型は実物不動産に基づいているため、株式のように一夜で価値がなくなるリスクは低いと考えられています。

Q. どの契約タイプがおすすめですか?

A. 投資目的によって変わります。相続対策が主目的なら任意組合型利回り重視で少額から始めたいなら匿名組合型(不動産クラファン)がよいでしょう。投資金額の余裕が10万円程度なら、匿名組合型一択になりますね。

利回りを実践的に比較する

利回りを実践的に比較する
利回りを実践的に比較する

任意組合型の利回り傾向

任意組合型の想定利回り(運営会社が見込んでいる利益の割合)は年2〜5%が中心です。匿名組合型と比べると控えめに見えるかもしれませんが、これには理由があります。

任意組合型は都心一等地の物件を対象にすることが多く、安定した賃料収入、つまりインカムゲイン(賃料収入から得られる定期的な利益)を重視する設計です。マイナビニュースの取材によると、「任意組合型は利回りよりも資産保全と相続対策を目的にする投資家が多い」とのこと。

運用期間は5年〜15年と長めで、途中解約が難しい商品がほとんどです。水道の蛇口のように毎月チョロチョロと安定した賃料が入ってくるイメージですね。派手さはないものの、堅実な運用を求める方には合っているでしょう。

匿名組合型の利回り傾向

匿名組合型は年3〜10%と、利回りの幅が広いのが特徴です。サービスによって投資対象や戦略が大きく異なるため、この差が生まれます。

たとえば、CREALのように賃料収入を中心としたサービスは年4〜5%程度で安定運用。一方、COZUCHIのようにキャピタルゲイン(売却益)を狙うサービスでは、年10%を超える実績も出ています。

ただし、高利回りの案件はリスクもそれなりに高くなります。HEDGE GUIDEの調査によると、想定利回りが年8%を超える案件は、物件の立地や運用戦略にやや攻めた要素が含まれることが多いとのこと。利回りの高さだけで選ぶのは危険ですね。

利回りに影響する要因

不動産小口化商品の利回りは、以下の要因に左右されます。ここがポイントなので、投資前にしっかり確認しましょう。

  • 物件の立地: 都心一等地は利回りが低め(年2〜3%)だが空室リスクも低い。地方物件は利回りが高め(年5〜8%)だが空室リスクも高い
  • 物件の種類: オフィス、マンション、商業施設、物流施設など。物流施設はEC需要で安定傾向
  • 運用期間: 長期ほど利回りが高くなる傾向。ただし資金拘束も長くなる
  • 優先劣後構造(損が出たら運営会社が先にかぶる仕組み)の割合: 劣後出資割合が高いほど投資家は保護されるが、利回りは低くなりやすい

Q. 想定利回りどおりに分配されないことはありますか?

A. あり得ます。想定利回りはあくまで「見込み」であり、保証されたものではありません。空室の増加や修繕費の発生、不動産市況の変化により、実際の分配金が想定を下回るケースも報告されています。

Q. 利回りが高い商品ほどよい商品ですか?

A. 一概にそうとは言えません。利回りが高い商品は、その分リスクも高い傾向があります。重要なのは「自分のリスク許容度に合った利回りかどうか」です。年3%でも安定運用できる商品のほうが、年10%だが不安定な商品より適している方もいるでしょう。

どのサービスを選べばいい?

投資スタイルに合ったサービスを1分で診断

無料で診断する

選び方のポイントとリスク・注意点

選び方のポイントとリスク・注意点
選び方のポイントとリスク・注意点

利回りだけで選んではいけない理由

「利回りが高ければ高いほどいい」と考えがちですが、不動産小口化商品の選び方はそう単純ではありません。以下の点も必ず確認してください。

  • 運営会社の信頼性: 上場企業か、財務状況は健全か、過去の運用実績はどうか
  • 物件情報の透明性: 物件の詳細情報が開示されているか。住所、築年数、稼働率などを確認できるか
  • 途中解約の可否: 任意組合型は基本的に途中解約不可。ライフイベントで現金が必要になった場合に困る可能性がある
  • 手数料: 購入手数料、管理手数料、解約手数料など。手数料が高いと実質利回りが下がるため注意が必要

正直、利回りの数字だけ見て投資先を決めてしまう方は少なくありません。でも、それは料理の味を見ずに値段だけでレストランを選ぶようなもの。総合的な判断が大切ですね。

相続税対策としての活用

任意組合型の不動産小口化商品が注目される大きな理由が、相続税の圧縮効果です。

現金をそのまま相続すると、額面どおりの評価で相続税がかかります。しかし、任意組合型で不動産の持分を所有していると、路線価(道路に面した土地1平方メートルあたりの税務上の評価額)をベースに評価されるため、時価の50〜80%程度まで評価額が下がることがあります。

たとえば、1,000万円の現金を相続すると評価額は1,000万円ですが、同じ1,000万円で任意組合型の小口化商品を購入していれば、相続税評価額が500万〜800万円程度になる可能性があるわけです。

ただし、相続税対策は個人の資産状況によって効果が大きく異なります。必ず税理士に相談してから判断してください。

こんな人に向いている

不動産小口化商品のタイプ別に、向いている人を整理しました。

任意組合型が向いている人

  • 相続税対策を検討している方(資産3,000万円以上が目安)
  • 100万円以上のまとまった資金がある方
  • 5年以上の長期投資ができる方
  • 年2〜5%の安定利回りで満足できる方

匿名組合型(不動産クラファン)が向いている人

  • 少額(1万円〜)から不動産投資を始めたい方
  • 短期(3ヶ月〜2年)で運用したい方
  • 年3〜10%の利回りを期待したい方
  • まずは不動産投資の感覚をつかみたい初心者の方

Q. 不動産小口化商品はNISAで投資できますか?

A. いいえ、不動産小口化商品はNISAの対象外です。不動産関連でNISA枠を活用したい場合は、REIT(証券市場で取引できる不動産投資信託)を検討するとよいでしょう。

さらに学びたい方へ

さらに学びたい方へ
さらに学びたい方へ

この記事では、不動産小口化商品の利回りをタイプ別に比較しました。要点を振り返ります。

  • 任意組合型は年2〜5%で安定的。相続税対策にも活用できる
  • 匿名組合型(不動産クラファン)は年3〜10%と幅広い。少額から始められる手軽さが魅力
  • 利回りだけで選ばない。運営会社の信頼性、物件情報、手数料もチェックが必要
  • 相続対策なら任意組合型、手軽さ重視なら匿名組合型と使い分けるのが実践的

関連する記事も参考にしてみてください。

※投資にはリスクがあります。元本保証はありません。
※利回りは過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。
※相続税対策については税理士にご相談ください。
※投資判断は自己責任で行ってください。

どのサービスを選べばいい?

投資スタイルに合ったサービスを1分で診断

無料で診断する

よくある質問

Q.不動産小口化商品は元本割れのリスクはありますか?
A.

はい、元本割れの可能性はあります。不動産の価値下落や空室増加により、投資元本を下回ることがあり得ます。ただし、任意組合型は実物不動産に基づくため、株式のように急落するリスクは比較的低いと考えられています。

Q.どの契約タイプがおすすめですか?
A.

投資目的によります。相続税対策が主目的なら任意組合型、少額から利回り重視で始めたいなら匿名組合型(不動産クラファン)がおすすめです。投資資金が10万円程度なら、1万円から始められる匿名組合型が現実的でしょう。

Q.想定利回りどおりに分配されないことはありますか?
A.

あり得ます。想定利回りはあくまで見込みであり、保証ではありません。空室の増加、修繕費の発生、不動産市況の変化により、実際の分配金が想定を下回るケースも報告されています。

Q.利回りが高い商品ほどよい商品ですか?
A.

一概にそうとは言えません。利回りが高い商品はリスクも高い傾向があります。重要なのは自分のリスク許容度に合った利回りかどうかです。運営会社の信頼性、物件情報の透明性、手数料なども総合的に判断しましょう。

Q.不動産小口化商品はNISAで投資できますか?
A.

いいえ、不動産小口化商品はNISAの対象外です。不動産関連でNISA枠を活用したい場合は、証券市場で取引できるREIT(不動産投資信託)を検討するとよいでしょう。

📝

あなたの投資体験をシェアしませんか?

30秒で完了・抽選でAmazonギフト券プレゼント

🎁 抽選でAmazonギフト券・30秒で完了
口コミを投稿する

免責事項

本記事は情報提供を目的としており、投資の助言や推奨を行うものではありません。 投資判断は自己責任で行ってください。 掲載情報は執筆時点のものであり、最新の情報と異なる場合があります。