不動産クラウドファンディング(不動産クラファン)で5社に分散投資した投資家は、実際にどんな結果を得ているのか。この記事では投資メディアやブログの事例を取り上げます。サービスごとの実績と使い分けのコツを見ていきましょう。
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5社に分散投資する前に知っておきたい全体像
「卵を1つのカゴに盛るな」という投資の格言があります。不動産クラファンでも、複数のサービスに資金を分けるのが基本戦略でしょう。
HEDGE GUIDEの記事では、5社以上に登録している投資家が全体の約4割を占めるとのこと。1社だけに集中すると、募集が停止したときに投資機会を逃してしまいますよね。
ただし「5社に分散」と言っても、やり方は人それぞれ。均等に配分する人もいれば、用途別に使い分ける人もいます。ここからは3つの事例を見ていきます。
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事例1:大手5社に均等分散した会社員の実績
100万円を5社に20万円ずつ配分
マイナビニュースの記事で紹介されたAさんは30代の会社員。投資資金100万円を5社に均等配分しました。選んだのは上場企業系や実績の多い大手サービスです。
利回りとは投資額に対する年間リターンの割合のこと。運用期間はお金が戻るまでの期間を指します。各社の条件は以下のとおり。
- CREAL:20万円(利回り年4.5%、運用期間12ヶ月)
- COZUCHI:20万円(利回り年6.0%、運用期間9ヶ月)
- Rimple:20万円(利回り年3.5%、運用期間6ヶ月)
- Jointoα:20万円(利回り年3.8%、運用期間12ヶ月)
- TECROWD:20万円(利回り年8.0%、運用期間18ヶ月)
「どのサービスが良いかわからなかったので、まず均等に試してみた」とAさんは語ります。初めての分散投資では、この方法が最もシンプルですね。
1年間の分配金は合計約5万3,000円
分配金とは、投資の利益として定期的に受け取るお金のこと。1年間で受け取った内訳は次のとおりです。
- CREAL:約9,000円(想定どおり)
- COZUCHI:約9,000円(9ヶ月で償還後、再投資待ち2ヶ月)
- Rimple:約7,000円(6ヶ月案件を2回転)
- Jointoα:約7,600円(想定どおり)
- TECROWD:約16,000円(高利回りの効果大)
なかでもTECROWDの年8%は目を引きますね。ただし運用期間が18ヶ月と長め。「すぐに使えないお金」を振り向けるのが向いているでしょう。
均等分散で見えたメリットとデメリット
Aさんが感じたメリットは「精神的な安心感」だそうです。「どれかがダメでも他でカバーできる」と思えるのが大きいとのこと。日常生活で投資が気にならなくなったと話しています。
一方で課題もありました。ファンドとは、みんなから集めたお金をまとめて運用する商品のこと。5社すべてのファンド情報をチェックする手間は想像以上だったようです。
「メール通知だけで1日5〜10通。管理が面倒になった時期もある」とAさんは振り返ります。
複数サービスの管理方法や登録のコツは「複数サービス登録のメリット」で詳しく解説しています。
Q. 均等分散は初心者に向いている?
向いています。どのサービスが自分に合うかを体感できますし、リスクも自然と分散されます。まず少額ずつ試してみましょう。半年〜1年後に好みのサービスへ資金を寄せていく方法が効率的です。
事例2:上場系3社+中堅2社でリスクバランスを調整
安定枠70%・攻め枠30%の配分戦略
個人投資家ブログで公開されたBさんの事例です。40代の自営業で、投資資金200万円を「安定枠」と「攻め枠」に分けました。
- 安定枠(140万円・70%):上場企業系3社に振り分け
- 攻め枠(60万円・30%):中堅2社に振り分け
Bさんの考え方はこうです。優先劣後構造とは、損が出たら運営会社が先にかぶる仕組みのこと。「上場企業系はこの仕組みがしっかりしていて安心。でも利回りは控えめ」。
だから3割を中堅の高利回りサービスに回し、全体のリターンを底上げしているわけですね。
いわば、ご飯を「定食」と「サイドメニュー」に分けるような発想でしょう。メインの安定があるからこそ、攻めの部分にもチャレンジできます。
2年間の実績:平均利回り年5.8%
Bさんの2年間のサービス別実績を見てみましょう。早期償還とは、予定より早く運用が終了してお金が戻ることです。
- 上場系サービスA(50万円):年3.8%、全案件予定どおり償還
- 上場系サービスB(50万円):年4.2%、1件で早期償還あり
- 上場系サービスC(40万円):年3.5%、全案件予定どおり償還
- 中堅サービスD(30万円):年8.5%、1件募集中止で未投資期間あり
- 中堅サービスE(30万円):年9.2%、全案件償還済み
安定枠の平均は年3.8%、攻め枠の平均は年8.9%。全体を加重平均すると年5.8%になります。
元本割れとは、投資したお金の一部が戻らないこと。Bさんの2年間では元本割れゼロでした。
中堅サービスを選ぶ際の判断基準
Bさんが中堅サービスを選ぶ際に重視したのは3つ。
- 劣後出資比率が10%以上:投資家の元本が守られやすい
- 過去に元本割れ実績がない:安全とは限らないが、最低条件として確認
- 運営会社の財務状況が公開されている:決算情報を確認できるか
サービスの比較方法は「不動産クラファン徹底比較」が参考になるでしょう。
事例3:用途別に5社を使い分けた投資家
短期・中期・高利回りの3カテゴリに整理
HEDGE GUIDEで紹介されたCさんは50代の会社員。投資資金300万円を「使う時期」と「目的」で分けました。
- 短期枠(100万円):運用期間3〜6ヶ月のファンドに投資し、急な出費に備える
- 中期枠(120万円):運用期間12〜18ヶ月のファンドで安定収益を狙う
- 高利回り枠(80万円):年利7%以上のファンドでリターンを追求
各カテゴリにサービスを割り当てるイメージは、洋服ダンスの引き出しを分けるのに似ています。「普段着」「仕事着」「おしゃれ着」と用途で分ける感覚ですね。何をどこに入れるか迷わなくなります。
3年間で得た分配金は累計約52万円
Cさんの3年間の累計分配金は次のとおりです。
- 短期枠(サービス2社):年平均3.5%、3年間で累計約10万5,000円
- 中期枠(サービス2社):年平均5.0%、3年間で累計約18万円
- 高利回り枠(サービス1社):年平均8.5%、3年間で累計約20万4,000円
なお短期枠では早期償還が3件発生しました。Cさんいわく「短期枠なら次のファンドにすぐ再投資できるから問題ない」とのこと。
用途別分散の最大の利点は「迷わない」こと
Cさんが強調するのは「判断の速さ」です。新しいファンドが募集されたとき、利回りと運用期間を見るだけでOK。「どの枠に入れるか」がすぐ決まるそうですね。
「最初の頃は全部のファンドを比較して悩んでいた。用途別に分けてからは楽になった」とCさん。条件に合うものだけ見ればいいのが利点でしょう。分散投資の具体的な方法は「分散投資の具体的な方法」でも解説しています。
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3つの事例から学ぶ5社分散投資の5つの教訓
3人の投資家の事例を比較してみましょう。共通する教訓が浮かび上がります。
- まず5社に登録するのが出発点:全員が「複数登録して初めて比較できた」と語る。1〜2社では分散効果も薄い
- 自分なりの「配分ルール」を持つ:均等配分、安定+攻め、用途別と方法はさまざま。「なぜこう分けたか」の理由が大切
- 高利回りだけを追わない:3人とも年3〜5%の安定枠を確保。年8%超は全体の30%以下に抑えている
- 早期償還を「チャンス」と捉える:想定より早くお金が戻れば、次のファンドに再投資できる
- 管理の手間を甘く見ない:5社のメール通知やファンド情報の確認は手間がかかる。記録用のスプレッドシートを活用しよう
5社分散投資を始めるための実践チェックリスト
5社分散投資についてのよくある質問(FAQ)
Q. 5社分散は投資額が少なくても意味がある?
はい、意味があります。1社1万円からでも5社で5万円から始められるでしょう。少額でも複数サービスの使い勝手を体験できるのが大きなメリットです。
投資額が増えたタイミングで、気に入ったサービスに資金を寄せていけばよいですね。
Q. 5社の中に海外不動産のサービスを入れるべき?
投資に慣れてからでも遅くありません。海外案件には為替リスクがあります。カントリーリスク(投資先の国の政治・経済変動による損失の可能性)も考慮が必要でしょう。
まずは国内サービスで分散投資の感覚をつかむのがおすすめです。慣れてから海外案件を検討しても遅くはありません。
Q. 5社すべてで同時に投資しなくてもいい?
もちろんです。まず2〜3社で始めて、慣れたら徐々に増やす方法もあります。大切なのは「投資機会を広げるために複数登録しておく」こと。
登録だけなら無料ですよね。良いファンドが出たときにすぐ投資できる状態を作っておきましょう。
※本記事は情報提供を目的としており、投資の助言や推奨ではありません。投資判断は自己責任で行ってください。過去の実績は将来の成果を保証するものではありません。
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